最近、暑いだけで無く梅雨の湿気も手伝って気持ち悪い暑さになっているせいで、先週のテニスで危うく熱中症になるところでした。当日も湿気の多い日で汗をかいても、その汗はダラダラと流れ落ちるだけ、そんな中お昼の12時近くだったでしょうか、プレイ中に突然両肩の筋肉が収縮して両肩がつった様な感じになりました(きっと痙攣ですね)。これはまずいと思い、テニスを中断してすぐ家路についたのですが、途中からだんだん景色の色が消えて来て白黒っぽい感じになってきました。幸い、無事に家にたどり着いて事なきを得ましたが、危なかった・・・。皆さんくれぐれもご注意くださいね。
シニア採用の現状と課題
マイナビが行った「非正規雇用の外国人・シニア採用に関する企業調査(2023年)」(実施時期2023年5月19日~5月29日、調査対象:直近半年(2022年12月~2023年5月を想定)以内に非正規雇用の採用業務に携わった20~69歳の男女、調査方法:インターネット調査、回答数:1,559名)の結果を公表しました。今回は、その中でシニアについて見ていきたいと思います。(今回のアンケートでは、シニアの年齢に関する定義がありませんが、従来のマイナビの定義に合わせて60歳以上と考えます)
- シニア雇用の企業数は前年より減少するものの今後の採用予定は増加傾向
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非正規雇用でシニアを採用している企業は66.4%で前年より1.0ポイント減少しました。
(1)業種別では[警備]が89.4%(前年比1.6%(前年比2.5%増加)、[ドライバー]で78.6%(前年比6.9%増加)となっています。
(2)前年比では、[建築・土木]で+9.8%と最も増加し、次いで[飲食・フード]で+8.8%、[ドライバー]で前述の通り+6.9%となりました。
(3)「今後シニアを採用したい(積極的に+どちらかといえば)」と答えた企業は65.8%で前年より2.6%増加しています。
(4)上記(3)の回答を業種別でみると、[警備]が77.9%と最も高く、次いで[清掃]が77.3%、[ドライバー]が72.4%でした。
特に[ドライバー]はシニア採用実施率・採用意向のいずれも前年より増加して上位となっており、経済活動の活性化を背景にタクシーや観光バスなどのドライバー需要の増加や、2024年問題で人手不足が懸念されること等から採用強化する企業が増加しているとみられます。
- 2.シニアを採用する理由、採用したくない理由
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この調査で、シニア採用をしている、または採用意向があると回答した人の「シニアを採用したい理由」としては、「人手不足の解消・改善に繋がるから」(51.2%)、「専門性が高い・経験が豊富」(37.1%)、「これまで採用したシニアが優秀だったから」(25.4%)といった回答が上位に挙がっています。
一方、シニアを採用したくない理由として、「体力や健康面に不安がある」(53.7%)という回答もあります。
これらを踏まえて既存の業務の見直しなどを行い、シニア採用を実施すれば、シニアのみならず今後の多用な人材の採用活動や、いったん退職した人の再雇用などの場面にも良い影響を与えるのではないでしょうか。
- 3.今後の課題
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人手が不足している企業では、シニアの採用が今後いっそう検討すべき課題となります。一方で、今いる中堅社員の介護離職を防止する、「多様な働き方」に対応して自社の魅力アップにつなげるなどの取組みも重要となってきます。介護離職の防止に関しては、来年にも法改正が行われる見込みですので、今後の情報に留意しておきましょう。
【マイナビ「非正規雇用の外国人・シニア採用に関する企業調査(2023年)」】
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- 茨城県つくば市松野木163-3
- 望月社会保険労務士事務所
- 代表・特定社会保険労務士
- 望月 正也