今週からテニスのウィンブルドン選手権が始まっています。フレンチオープンでは4回戦で勝利しながら棄権したフェデラー選手も出場しますし、錦織選手を始め日本勢も西岡選手、内山選手、土居選手、日比野選手等も出場しますので、楽しみです。昨日の試合では錦織選手がストレート勝ちで圧勝し、4大大会での100勝を達成しました!4大大会では初戦を突破することさえ大変なことなのに、日本人で100勝なんて!!その試合を観られて幸せです・・・。西岡選手もテニスファンなら誰でも知っているあのジョン・イズナー選手を撃破、日比野選手も勝利し3人の日本勢が2回戦進出です。コロナで鬱々してはいますが、選手の皆さんの活躍に胸が躍ります!!
同一労働同一賃金関連の労組事案が増加~令和2年 労使間の交渉等に関する実態調査より~
- 1.非正規社員において組合加入資格がある労働組合の割合が上昇
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厚生労働省が、令和2年「労使間の交渉等に関する実態調査」結果(有効回答3,335組合。組合員30人以上の労働組合で、令和2年6月30日現在の状況等について調査)を公表しました。
同調査によれば、事業所に正社員以外の労働者がいる労働組合について、労働者の種類別に「組合加入資格がある」 をみると、
- ・「パートタイム労働者」38.2%(平成30年調査35.6%)
- ・「有期契約労働者」41.4%(同39.9%)
- ・「嘱託労働者」37.44%(同35.6%)
- ・「派遣労働者」6.1%(同5.2%)
- 2.正社員以外では「同一労働同一賃金に関する事項」の話合いを持った組合が増加
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過去1年間(令和元年7月1日~令和2年6月30日)に、正社員以外の労働者に関して使用者側と話合いが持たれた事項(複数回答)をみると、「同一労働同一賃金に関する事項」40.5% (平成30年調査15.4%)が最も高く、次いで
- ・「正社員以外の労働者(派遣労働者を除く)の労働条件」38.3%(同38.9%)、
- ・「正社員以外の労働者(派遣労働者を含む)の正社員への登用制度」23.8%(同24.4%)
働き方改革関連法による「同一労働同一賃金」が、本年4月から中小企業にも全面適用されました。今後も「同一労働同一賃金」について話合いが持たれるケースは増えることが予想され、企業としても相応の対応が必要になるものと考えられます。
- 3.労使間交渉はどのような事項が多いか
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過去3年間(平成29年7月1日~令和2年6月30日)において、「何らかの労使間の交渉があった」事項をみると、
- ・「賃金・退職給付に関する事項」74.9%(平成29年調査73.9%)
- ・「労働時間・休日・休暇に関する事項」74.1%(同72.2%)
- ・「雇用・人事に関する事項」61.0%(同60.2%)
- ・「育児休業制度、介護休業制度、看護休暇制度」37.5%(前回39.9%)
- ・「賃金額」37.1%(同36.00%)
- ・「賃金制度」33.3%(同34.3%)
今国会で育児・介護休業法の改正法が成立したこともあり、育児・介護休業制度などは今後も見直しが予定される分野です。法改正の動きも注視しながら、企業としても早めに対応を検討していきたいですね。
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- 茨城県つくば市松野木163-3
- 望月社会保険労務士事務所
- 代表・特定社会保険労務士
- 望月 正也