緊急事態宣言が1ヶ月延長になりましたが、こうも不要不急の外出自粛が続くとさすがにストレスが溜まってきます。今週の17日から日本でもコロナワクチンの接種が始まるとのことで、もしかしたら年内にはマスクを外して外出が出来る日が来るかも、と期待してしまいます。とは言え、緊急事態宣言以降順調に下降線を描いていた新規感染者の数がここに来て下降割合が鈍化してきたというニュースもありますので、とりあえずワクチンは置いといて、まだまだストレスが溜まる自粛生活を続けるしかないですね・・・。
新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルス~厚生労働省調査より
厚生労働省から、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うストレスなど、国民の心理面への影響を把握する調査の結果が公表されました。
- 1.不安の対象
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この調査によると、昨年の2月以来全ての月で「自分や家族が感染するのが不安」が6割以上を占め、不安の対象では1位でした。
「性別年代別」の不安の対象の特徴は以下のとおりです。
- ①全体的に、50歳未満の女性が不安を感じている割合が高かった。
- ②30歳~49歳の男性や20歳~49歳女性では、「自分や家族の仕事や収入に関する不安」の割合が高かった。
- ③女性の方が男性より「生活用品などの不足への不安」の割合が高かった。
- ④15歳~19歳の人は「自分や家族の勉強や進学に関する不安」の割合が高かった。
産業別」の不安の対象の特徴としては、「宿泊業、飲食サービス業」「生活関連サービス業、娯楽業」の人は、「自分や家族の仕事や収入に関する不安」の割合が高くなりました。
「就業形態別」の不安の対象の特徴としては、自営業主(内職者含む)や家族従業者、パート・アルバイト、派遣社員・契約社員・嘱託、無職(新型コロナウイルス感染拡大の影響による失職・離職)の人は、「自分や家族の仕事や収入に関する不安」の割合が高くなりました。
- 2.困ったこと・ストレスに感じたこと
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以下の内容を挙げた人が多くなりました。
- ①感染や感染症の情報に関すること……「自分や家族が感染するかもしれないこと」(75.5%)
- ②生活に関すること……「医療用品・衛生用品(消毒用アルコールなど)が入手困難なこと」(57.6%)「旅行やレジャーができないこと」(50.4%)
- ③医療・福祉、仕事に関すること……「医療機関を受診しづらいなど医療サービスを受けづらくなったこと」(43.1%)
- ④家族などに関すること……「家族・親戚・友人などに会えないこと」(47.9%)
- 3.日常生活における変化(新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と比べて)
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「睡眠時間」や「飲酒量」の変化については、増加した人と減少した人はほぼ同程度でした。「運動量」が減少した人が約4割、「ゲームをする時間」が増加した人が約2割いました。
厚生労働省では、特設サイト「こころの耳」の中で、新型コロナウイルス感染症に関連した不安やストレスと上手に付き合う方法について、専門家からのアドバイスや相談窓口などを紹介しています。従業員の皆様のメンタルヘルス対策にお役立てください。
「こころの耳」で検索すれば当該ポータルサイトが出てきます。
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- 茨城県つくば市松野木163-3
- 望月社会保険労務士事務所
- 代表・特定社会保険労務士
- 望月 正也