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SRトピックス Vol.271

暑い!たまらなく暑い!!今日のつくば市は今年一番の暑さではないでしょうか?午前中は趣味のテニスを行いましたが、朝の9時にテニスコートに立った瞬間「いつもの暑さではない」と感じました。ウォーミングアップを始める前から全身から汗が噴き出して来て、 ウォーミングアップが終わった時は既に全身汗でびっしょりでした。あまりの暑さに他のメンバーも耐えられず、いつもは13時までプレーするところを11時で止めようということになりました。練習もそこそこに切り上げて試合を始めましたが、たちまちメンバーの1名が熱中症気味になりリタイア。さすがに今日の暑さで運動しては駄目ですね。

精神障害の労災が最多に~令和元年度「過労死等の労災補償状況」より~

1.仕事が原因で精神疾患 労災申請・認定ともに最多

令和元年度の「過労死等の労災補償状況」が公表されました。厚生労働省は、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスが原因で発病した精神障害の状況について、平成14年から、労災請求件数や労災保険給付を決定した支給決定件数などを年1回、取りまとめています。

本調査によれば、仕事が原因で精神疾患にかかり令和元年度(2019年度)に労災申請したのは2,060件、支給決定件数は509件となり、いずれも統計開始以降最多でした。

2.業種別では「医療・福祉」が最多

請求件数でみると、業種別(大分類)で、「医療、福祉」426件、「製造業」352件、「卸売業、小売業」279件の順に多くなっています。

支給決定件数でみると、業種別(中分類)で、「社会保険・社会福祉・介護事業」が48件と最も多く、次いで「医療業」(30件)、「道路貨物運送業」(29件)と続きました。年齢別では、請求件数は「40~49歳」639件、「30~39歳」509件、「20~29歳」432件、支給決定件数は「40~49歳」170件、「30~39歳」132件、「20~29歳」116件の順に多くなっています。

3.パワハラ法制化による労災認定基準の改正

令和2年5月29日付けで精神障害の労災認定の基準が改正され、具体的出来事等に「パワーハラスメント」が追加されました。労災認定基準にパワハラの類型が新設されたことで、より早期にパワハラの問題が認識されることになります。会社にとっては、一層パワハラ問題も意識した対策が必要になってくるでしょう。

パワハラの定義は、職場で行われる以下の3つの要素を全て満たす言動とされています。

  • (1)優越的な関係を背景とした言動であって、
  • (2)業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
  • (3)就業環境が害されるもの
4.新型コロナウイルス感染症の影響

また、現在新型コロナウイルスの流行により、治療に当たる医療関係者はじめエッセンシャルワーカー等のメンタルヘルスの問題がたびたび話題に上っています。新型コロナウイルス感染症による働き方や環境の変化に伴い業務過多が生じ、結果的に長時間労働に陥ってしまうというようなケースもあります。

今後、様々な変化を踏まえ、企業としても労災が起きないような環境づくりに取り組んでいきたいところですね。

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  • 令和2年8月15日
  • 茨城県つくば市松野木163-3
  • 望月社会保険労務士事務所
  • 代表・特定社会保険労務士
  • 望月 正也