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SRトピックス Vol.260

「トイレットペーパーが無くなる!」娘がギャーギャー騒ぐので、コロナウィルスと何の関係がるのか???と思いながら娘に付き合ってホームセンターに行ってみると、本当に無いではありませんか!娘はますますパニックになり、その後何件もホームセンター行脚をする羽目になりました。成果は見事にゼロ!まるで、小学生時代に経験したオイルショックの様でした。その後のニュースで「トイレットペーパー」の件はデマだと言ってましたが、娘のパニック姿を見ていて人って簡単に騙されるんだな~とつくづく思いました。私ですか?当然そんな「トイレットペーパー」なんてデマには乗せられません。でも、「酒が無くなる」って聞いたら、パニクって買い占めに走ると思います・・・。

高齢者雇用の実態と意識調査~連合調査から

日本労働組合総連合会が1月30日、「高齢者雇用に関する調査2020」結果を発表しました。昨年12月にインターネットリサーチにより実施して 、全国の45歳~69歳の労働者(パート・アルバイトを含む)1,000名の有効サンプルを集計したものです。ポイントは、以下の通りです。

1.現在の仕事と高齢者雇用について

60歳以上の働き方の現状は、労働時間が平均6.8時間/日、労働日数が平均4.5日/週、賃金は平均18.9万円/月という結果でした。また、現在の仕事は、事務・オフィスワークが32%、製造・工場・倉庫が12.3%、医療・介護・福祉が10.7%、が上位3つとなり、1日の労働時間は8時間が42%で1位、2位は7時間で17.5%でした。賃金(税込み)については、「5万円~10万円未満」が20%、「15万円~20万円未満」が9.3%、「20万円~25万円未満」が20.5%で、雇用形態別平均では、正規雇用は33.1万円、非正規雇用は13万円でした。

さらに、60歳以降も働くシニアの仕事満足度では、「働き方満足度」は70.3%、「賃金満足度」は44.0%にとどまっていることがわかりました。そして、60歳以降も働きたいと思う理由の1位は「生活の糧を得るため」、2位は「健康を維持するため」となっています。

また、高齢者が働くと現役世代にどのようなメリットがあるかという質問では、上位1,2位が「人手不足を補える」「スキルを伝承できる」でした。

高齢者がやりがい・働きがいを持って働き続けるために必要な配慮の1位は、「労働時間・日数への配慮」であることもわかりました。

2.65歳以降の就労について

65歳以降の適切な働き方について質問したところ、労働時間が平均5.4 時間/日、労働日数は平均3.9日/週、賃金は平均16.8万円/月という回答でした。

また、「65歳以降、どのような働き方を希望するか(希望していたか)?」(複数回答可)の質問では、「現役時代と同じ会社で正規以外の雇用形態で働く」が42.4%、「現役時代と同じ会社で正社員として働く」が33.1%、「現役時代と異なる会社で正規以外の雇用形態で働く」が21.2%、「現役時代と異なる会社で正社員として働く」、「会社をやめてフリーランスとして働く」が共に12.1%でした。自身が現役時代に勤めていた会社で働き続けたいと考えている人がかなり多いようです。

ただ、回答では「現在の職場に70歳まで就労できる制度がある」のは40.9%にとどまっており、「現在の職場で70歳まで就労できないと思う」のは57.0%、就労できない理由の1位が「70 歳まで働ける制度がない」でした。

更に、「病気や体力の衰えがあっても働き続けたい」とする人は全体の74.2%を占め、65歳以降も働く場合に心配なことの上位1,2,3として、「自身の体力」「自身の健康維持」「十分な所得」が挙げられていました。

政府の高齢者雇用推進の施策が進んでいくなか、企業としても高齢者雇用の環境整備をさらに真剣に考えていく必要がありそうです。

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  • 令和2年3月1日
  • 茨城県つくば市松野木163-3
  • 望月社会保険労務士事務所
  • 代表・特定社会保険労務士
  • 望月 正也