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SRトピックス Vol.258

今年の全豪オープンテニス大会は、私が前回予想した通りの日本勢の活躍でした。唯一残念だったのは、大阪なおみ選手がまさかかの3回戦敗退でした。でも、4大大会に錦織選手が居ないのは寂しいですね。今回の全豪オープンテニス欠場は昨年末に発表されていたので、開催直前までやきもきすることはなかったものの、大会第2週まで残ってくれる可能性が高い、錦織選手の一日も早いツアー復帰を願っています。全豪も明日で終了ですが、そろそろ3強以外の選手にも優勝して欲しいので、ドミニク・ティーム選手を応援しています。もし優勝したら、間違いなく男子テニスの新しい時代の幕開けになると思います!

健康保険の被扶養者に国内居住要件が求められます

外国人労働者の受入れ拡大に伴い、2020年4月1日から健康保険法の被扶養者にも国内居住要件が求められることになりました。外国人労働者の母国に残された家族の疾病、負傷などについても日本の健康保険で給付を行うことになれば、保険財政を圧迫するからです。被扶養者として認められるには、原則として、日本国内に住所を有することが要件ですが、外国にいても被扶養者として認められる者や日本国内にいても被扶養者から除外される者など一定の例外がありますので、そこを整理します。

1.法律の条文(改正後の健康保険法第3条7項)

この法律において「被扶養者」とは、次に掲げる者で、日本国内に住所を有するもの又は外国において留学をする学生その他の日本国内に住所を有しないが渡航目的その他の事情を考慮して日本国内に生活の基礎があると認められるものとして厚生労働省令で定めるもの(※1)をいう。ただし、後期高齢者医療の被保険者等である者その他この法律の適用を除外すべき特別の理由がある者として厚生労働省令で定める者(※2)は、この限りでない。 1号~4号 略

2.日本国内に住所を有しないが、例外的に被扶養者と認められる者

上記※1の「渡航目的その他の事情を考慮して日本国内に生活の基礎があると認められるものとして厚生労働省令で定めるもの」とは、下記の人たちをいいます。

  • ①外国において留学をする学生
  • ②日本からの海外赴任に同行する家族
  • ③海外赴任中の身分関係の変更により新たな同行家族とみなすことができる者海外赴任中に生まれた被保険者の子ども、海外赴任中に結婚した被保険者の配偶者など)
  • ④観光・保養やボランティアなど就労以外の目的で一時的に日本から海外に渡航している者(ワーキングホリデー、青年海外協力隊など)
  • ⑤その他日本に生活の基礎があると認められる特別な事情があるとして保険者が判断する者
3.日本国内に住所を有するが、例外的に被扶養者と認められない者

上記※2の「この法律の適用を除外すべき特別の理由がある者として厚生労働省令で定める者」とは、下記の人たちをいいます。

  • ①「医療滞在ビザ」で来日した者。医療滞在ビザとは、日本において治療等を受けることを目的として訪日する外国人患者等(人間ドックの受診者等を含む)及び同伴者に対し発給されるものです。
  • ②「観光・保養を目的とするロングステイビザ」で来日した者(富裕層を対象とした最長1年のビザ)

なお、国民年金の第3号被保険者についても、健康保険と同じ2020年4月1日から国内居住要件が求められますが、その要件は上記※1、※2と同様に判定されます。第1号被保険者については、従来から国内居住要件がある一方で、国内にいても被保険者から除外される例外規定が新設されましたが、それは上記※2と同様に判定されます。

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  • 令和2年2月1日
  • 茨城県つくば市松野木163-3
  • 望月社会保険労務士事務所
  • 代表・特定社会保険労務士
  • 望月 正也