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SRトピックス Vol.228

昨日はハロウィーンでしたが、皆さんはどのようにハロウィーンを過ごされましたか?当家では、まだハロウィーンの文化が全く浸透しておらず、普通の10月31日でした。ニュースでは、いつのまにかハロウィーンのメッカになった感のある渋谷でハロウィーンの騒乱があり、逮捕者まで出たとの事です。こういうニュースを見ると「最近の若者は・・・」と思う私がいて、いつのまにか年を取ったなあ、と実感させれます。度を超して他人に迷惑を掛ける行為は容認できませんが、あのエネルギーは正直羨ましいです。

従業員が特に望む福利厚生とは?

1.労働政策研究・研修機構(JILPT)から、「企業における福利厚生施策の実態に関する調査」の結果が公表されています。会社の福利厚生施策に対する従業員の満足度や、今後会社に望む福利厚生施策を中心に見てみます。

2.福利厚生制度・施策の目的
福利厚生制度・施策の目的としては、「従業員の仕事に対する意欲の向上」(60.1%)が最も高く、「従業員の定着」(58.8%)、「人材の確保」(52.6%)と続いています(複数回答)。
3.会社が今後充実させたいと考える施策
施策のある・なしに関わらず、今後「充実させたい(施策の新設・拡充含む)」施策として、次のものが上がっています。
  • 「メンタルヘルス相談」(12.4%)
  • 「治療と仕事の両立支援策」(11.5%)
  • 「人間ドッグ受診の補助」(10.7%)
  • 「社内での自己啓発プログラム」(10.7%)
  • 「ノー残業デー等の設置」(10.4%)
  • 「社員旅行の実施・補助」(10.3%)
  • 「社外の自己啓発サービスの提供・経費補助」(10.1%)
など。
4.従業員から見た会社の福利厚生制度への満足度
従業員が会社の福利厚生制度に満足しているかどうかについては、「どちらともいえない」(49.4%)、「満足+やや満足」(24.4%)、「やや不満足+不満足」(23.9%)と、「どちらともいえない」が半数近くを占めました。男女別では大きな差は見られませんでした。就業形態別では、「パート・アルバイト」および「契約社員」で「どちらともいえない」の割合が高く、「嘱託」で「不満足」の割合が高くなっています。
5.従業員にとって必要性が高いと思う制度・施策
従業員が、勤務先での制度・施策のある・なしに関わらず、自分にとって「特に必要性が高いと思うもの」(複数回答)については、次の制度・施策が挙がりました。
  • 「人間ドック受診の補助」(21.8%)
  • 「慶弔休暇制度」(20.0%
  • 「家賃補助や住宅手当の支給」(18.7%)
  • 「病気休暇制度(有給以外)」(18.5%)
  • 「病気休職制度」(18.5%)
  • 「リフレッシュ休暇制度」(16.1%)
  • 「有給休暇の日数の上乗せ(GW、夏期特別休暇など)」(15.2%)
など。主に健康管理や休暇制度に関するものが多くありました。その他、10%以上の回答があった項目は、「治療と仕事の両立支援策」(14.8%)、「法定を上回る育児休業・短時間制度」(13%)、など「両立支援」「労働時間」に関連するものが多く挙がっています。

人手不足が企業の倒産さえ招く昨今ですが、福利厚生の見直しも社員の定着という観点から必要かもしれませんね。

  • 平成30年11月1日
  • 望月社会保険労務士事務所
  • 代表・特定社会保険労務士
  • 望月 正也