SRトピックス Vol.226
今年もノーベル賞の季節が到来しましたが、本庶氏がノーベル医学生理学賞を受賞されたとの事で、日本人の一人として心から嬉しく思います。日本人のーベル賞受賞者は本庶氏で26人目だそうで、凄いですね。今回は、ガンの免疫療法に大きな成果が期待できるとのことで、患者の方々にとっても大きな出来事だと思います。こういう方の人生をお聞きすると、自分の人生って一体何をしてきたんだと勝手に恥ずかしくなってしまいます。兎に角、明るいニュースをありがとうございました。
高齢者の就業者数が過去最高に~総務省調査より
- 1.高齢者の就業者数が807万人と過去最高に
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総務省は、「敬老の日」(9月17日)にあたって、「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」として、統計からみた我が国の65歳以上の高齢者についての取りまとめを公表しています。
取りまとめによれば、高齢者の就業者数は14年連続で増加しており、807万人と過去最多だそうです。また、就業者数増に占める高齢者の割合も、12.4%と過去最高となっています。高齢就業者数は、「団塊の世代」の高齢化などを背景に2013年以降大きく増加していますが、「団塊の世代」が70歳を迎え始めたことなどにより、70歳以上で主に増加しているようです。
- 2.高齢者就業者は「卸売業、小売業」「農業、林業」などで多い
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高齢就業者が多い業種としては、主な産業別にみると、「卸売業、小売業」が125万人と最も多く、次いで「農業、林業」が99万人、「製造業」が92万人、サービス業(他に分類されないもの)」が91万人となっています。なお、各産業の就業者総数に占める高齢者の割合をみると、「農業、林業」が49.3%と最も高く、次いで「不動産業,物品賃貸業」が24.0%、「サービス業(他に分類されないもの)」が21.2%となっています。
特に「農業、林業」「製造業」などは、かねてより高齢化の進展が指摘されている業界です。
- 3.これからも増加が予想される高齢就業者
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国際比較でみても、日本の高齢者人口の割合は、世界最高となっており、高齢者の就業率も23.0%と、主要国の中で最も高い水準にあるそうです。この傾向は今後も加速することが予想されます。
調査によれば、高齢雇用者の4人に3人は非正規の職員・従業員となっており、高齢者の非正規の職員・従業員は、10年間で2倍以上に増加しているといいます。
今後も、企業としては、高齢者の雇用に関する諸問題には注視していきながら、適切な対応をしていきたいところです。
【総務省「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」】
- 平成30年10月1日
- 望月社会保険労務士事務所
- 代表・特定社会保険労務士
- 望月 正也